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2009年02月23日

【点検】年金の手取り(上)税金や社会保険料―相次ぐ負担増

 公的年金をどれだけもらえるのか額面の金額には注目しても、税金や社会保険料を払った後の手元に残る金額(手取り額)はきちんと把握していないことが多い。ここ数年で年金の手取り額は大きく減っている。それを知らないと老後の生活設計にも狂いが生じかねない。今回はすでに年金を受給している人の手取り額の変化を追った。
 「夫婦合わせた額面の年金額は増えているはずなのに、生活費のやり繰りは以前より明らかに厳しくなっている」。大阪府に住む専業主婦、河合恭子さん(仮名、68)は首をひねる。現役世代はサラリーマンだった夫(73)と年金だけで生活している。二人合わせた額面の年金額は三百五十七万円程度だ。

額面の変化少なく
 疑問に思った河合さんはここ数年の確定申告書類を取り出し、手取り額について調べてみた。まず額面の金額。二〇〇五年に夫の企業年金が以前より減ったが、〇六年からは河合さん自身が年金を受け取り始めた。その結果、〇七年の夫婦合わせた年金額は〇二年に比べ約八万円増えた。
 一方、税金(所得税、住民税)と社会保険料(国民健康保険料、介護保険料)の合計額は約十七万円増。こうした負担は年金から天引きされるものと口座振替で払うものがあるが、双方を差し引いた手取り額は〇二年より約九万円減っていた。さらに〇八年には国保保険料が〇七年よりさらに一万六千円強増えた。
 「外食の回数を減らすなど節約に努めているが、医療費負担が重く、毎月数万円の赤字を貯蓄の取り崩しで穴埋めする生活が続いている」と河合さんは話す。こうした状況は年金生活者の一般的な姿のようだ。総務省の家計調査によると、世帯主が六十歳以上の高齢無職世帯の家計収支は〇八年には月五万円程度の赤字になっている
 日経生活モニター調査でも同様の結果が出た。五年前にすでに年金を受給していた二百八十八人に手取り額の変化について聞いたところ、七七%が「五年前に比べ減っている」と答えた
 では、年金の手取り額が減った経緯をみてみよう。まず額面の金額については横ばいもしくは減少傾向にある。ここ数年は消費者物価がほとんど上昇しなかったうえ、物価や賃金の伸び率より年金の増額を抑える仕組み(マクロ経済スライド)があるからだ。ただ物価下落は年金生活者にとって、生活費の減少にもつながるので必ずしも収支悪化の要因とはいえない。

続く・・・


額面変わらずとも、手取りが減ってるようです。
最近よく耳にします。





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コメント

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