●住宅火災保険を考える ―火災共済編―
保険料が安く、月払い可能な火災共済を詳しくみていきます。
有名なのは、県民共済の火災共済で、他には全労済系の火災共済などがあります。
<火災共済の特徴>
●保険料が安い
●月払いが可能(県民共済には年払いも)
●見舞金も充実(地震見舞金も)
●構造級別は木造か鉄筋コンクリート造の2つ
●割戻金がある(県民共済は大体30%)
などがあり、火災保険とは違うところです。
ただし、注意してほしいところも、ここからが要テェックです。
保険料が安いのは、大きなメリットなのですが、風水害や地震は、損保の
火災保険に比べると保障が少ないです。
福岡という地域柄、確率的には火災より風災が多いので、特に風災についての
保障が大事です。風災は、10万円超の被害の場合、保障金が出るのですが、
金額が少ないです。それでは、風災、地震を検討しながらみていきます。
【県民共済の場合】 (木造 加入額 2100万円 期間 25年)
月払い額 1,470円 25年総額 441,000円 (割戻金を考慮すると 約30万円)
火災保険のC構造と比べると、割戻金を含めると約30万円ぐらいお得です。
(風災で100万円の被害があった場合)
保障額 40万円 自己負担 60万円
50万円超から100万円までの被害は、上限保障額 40万円
風災で100万円の被害は、珍しくないですが、これでは自己負担が大きいです。
(地震で被害があった場合)
見舞い共済金 105万円
半壊以上であれば、加入額の5%の範囲内で最高300万円までの見舞い金が出ます。
この保険料で地震の見舞金があるのはすごいですが、十分ではありません。
1回の支払い限度額は、600億円で、超えれば削減されます。
ちなみに、火災保険に加入しないと損保の地震保険には入れません。
<注意点>
●風災は、損害金額によって保障額が変わります。色々とシミュレーションして下さい。
●地震の保障について検討して下さい。
【全労済系の自治労共済など】 (木造 加入額 2100万円 期間 25年)
月払い額 1,260円 25年総額 378,000円 (割戻金 不明)
風災、地震の保障は、県民共済より少ないようですが、形式はあまり変わりません。
ただ、他に風災、地震等の保障を強化した 自然災害共済があります。
月払い額 1,680円 25年総額 504,000円 (割戻金 不明)
月合計 2,940円 25年合計 882,000円
地震保険を含めた火災保険のC構造と比べ、保障内容、保険料は大体同じです
<火災共済+自然災害共済の場合>
●火災保険と比べ、風災の保障は、同等です
●地震の保障は、当初は火災保険の保障が大きいですが、こちらは時価ではない?ので
年数が経つと、有利になるかも。
●地震保障の1回の支払い限度額は、800億円で、関東大震災級の地震の場合、
共済金は削減して支払われます。
<豆知識>
以前は、火災保険と火災共済に加入すれば、それぞれに保険金がおり損害額
以上になることもあったかもしれませんが、現在は無理です。
- at 2008年07月07日